» パレスチナ(ガザ・西岸)

【パレスチナ発】 狂信右派政権は古都で隣人を根こそぎ排除する

 ユダヤ教徒の盛装をした男性とへジャブの女性がすれ違う。ここはユダヤ教徒とイスラム教徒が混在する古都東エルサレムだ。  密接しているだけに、ユダヤ民族とアラブ民族の憎しみのボルテージはあがる。  ウエストバンク(ヨルダン …
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【パレスチナ発】オモチャの銃を持っていた少年はイスラエル軍に射殺された

 東エルサレムのシュワハト難民キャンプ入口で、おもちゃの銃を持っていたハマッド・アリ少年(17歳)がイスラエル軍に射殺された。1月25日のことだ。遺体は2月4日、イスラエルから返されてきた。その夜、キャンプ近くの墓地に埋 …
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【パレスチナ発】「銃弾隠し持つ」内偵情報で家を砲撃される理不尽

 4日あさ6時30分頃、イスラエル軍がジェリコのパレスチナ難民キャンプを急襲した。  攻撃されたのはアガット・ムガッティさん宅。家人13人(アラブ人は大家族制)が負傷、死者はいなかった。  鉄筋二階建ての家は、壁がスッポ …
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【パレスチナ発】戦争に巻き込まれれば、殺され家も自由も奪われる

 「アラブ人に死を」と叫ぶベングビール国家治安相がナクバと呼ばれる民族浄化を企図しているエリアのひとつ、東エルサレム・シルワン地区-  ユダヤ教徒の聖地である嘆きの壁からは1㎞と離れていない。雨さえ降っていなければ肉眼で …
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【パレスチナ発】水は国防である 水道民営化という自殺行為

 ヨルダン渓谷まで足を延ばした。フェンスの外側にあたるパレスチナの領土を農業用水がサラサラと流れていた。  水路の川幅は1メートル足らず。水量はお世辞にも豊かとは言えない。それでも土漠と砂漠に強烈な日差しが照り付ける中東 …
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【パレスチナ発】民族浄化はもう始まっている

 軍と軍の戦いで敵基地を占拠したというのは当たり前のようにある。だがユダヤ教徒の聖地でもある東エルサレムで目にしたのは、あまりに異様な光景だった。  場所はパレスチナ居住区のアルトゥール地区。ハイリー・ムーサ・アルカムさ …
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【パレスチナ発】田中はなぜ戻ってきたのか 米国務長官が制止に

 昨年末、イスラエルに誕生した狂信的宗教右派政権がさっそく本領を発揮している。  ウエストバンクでは毎日のようにパレスチナ人がイスラエル軍によって射殺されている。ここ2~3日、誰も殺されていないな、と首を傾げていると、そ …
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【パレスチナ発】父親は息子を逮捕させまいとして射殺された

 被占領民族は親として当然のことをしても占領軍に撃ち殺される。これが戦争の現実だ。  エルサレム北隣のカランディア難民キャンプは狭い谷を挟んでユダヤ人入植キャンプと向き合う。緊張が絶えない。  難民キャンプ住民は高台の入 …
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再掲【パレスチナ発】「戦争を止めれば豊かになれる」女性救急隊員の夢壊した日本の戦前回帰

 ~本稿は2018年の取材記事を敢えて再掲するものです。~  イスラエル軍が雨あられのごとく催涙弾を浴びせ、毒ガスであたりは白く煙って視界ゼロとなる。「パン、パン」…乾いた音と共に実弾も放たれる。  バタバタと倒れる同胞 …
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【パレスチナ発】第3次インティファーダはなぜ起きない

 「アラブ人に死を」と叫ぶイスラエルのベングビール国家治安相が、イスラム教徒の聖地であるアルアクサの丘を訪問して約1週間が経つが、イスラム教徒が蜂起する兆候は見られない。  第2次インティファーダ(2000年9月~200 …
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