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若者を食い物にする日本社会の闇

  文・辻井裕子 / 主婦  先日、次女が転職した。以前の勤務先は、紛うことなきブラック企業だったからだ。  朝早くから深夜遅くまで身を粉にして働き、土日祝日も出勤する日が多かった。しかし、正社員でありながら、残業手当も …
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ハローワークの求人票でさえ企業の雇用実態と異なるケースがある。=都内、ハローワーク 撮影:取材班=

【アベ官邸】世界の恥さらし サミット文書の奇奇怪怪

 日本の恥を世界にさらした伊勢志摩サミット。安倍首相がアベノミクスの失敗を糊塗するために、世界経済の現状認識を欠いた資料を各国首脳に配布したのだ。  サミット直前(5月23日)の月例経済報告には「世界の景気は、弱さがみら …
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終始うつむいていた官僚たちだが、悲壮感はない。「早く終わってくれないかな」とでも思っているのか。手前(後姿)は玉木議員。=1日、衆院第4控室 撮影:筆者=

弁護士会館に抗議の市民 法務検察とのバーターの果てに

 人権の砦だったはずの弁護士会館に、抗議のシュプレヒコールが浴びせられた。  よりによって弁護士たち(日弁連)が、「取り調べの(一部)可視化」「司法取引」「盗聴の拡大」に手を貸してしまったのだ。  法務検察とのバ-ターが …
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弁護士会は、もはや人権の砦ではないのか。=霞が関 撮影:筆者=

【衆院・東京8区】石原・金目大臣を勝たせてきた候補のエゴと民進党の覚悟のなさ

 大労組に支えられた政党と返り咲きを狙う元国会議員には、市民の悲鳴が聞こえないようだ―  衆院・東京8区で野党は自民党の石原伸晃氏に7連敗中である。  あくまでも単純計算だが、7敗のうち5回は野党が候補を一本化していれば …
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石原伸晃氏の牙城は永久に不滅なのか?=29日、杉並区 撮影:筆者=

【衆参・福岡】いま解散あれば、全選挙区で野党惨敗

 麻生太郎副総理のお膝下、福岡。九州一の繁華街・天神で安保法制に反対する市民たちが、横断歩道を30分間にわたって往復した。  老若男女、各層が「安倍さんで大丈夫?」「Vote for Future」と書いたプラカードを掲 …
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天神コア前はスタンディングのメッカになっているという。=28日、福岡市天神 撮影:筆者=

【解散総選挙】 不信任案提出に積極姿勢 進んで罠にはまる岡田代表

 安倍首相と自民党が解散総選挙に向けて手ぐすねを引いて待つなか、野党は飛んで火に入る夏の虫となるのだろうか。  民進党岡田代表のきょうの定例記者会見で、田中は「内閣不信任案の提出はどうするのか?」と質問した。  岡田代表 …
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岡田代表。「アベノミクスの失敗であることは間違いない。消費税を上げる土壌を作り出せなかったのだから」と内閣不信任提出の理由を語った。=27日、衆院第16控室 撮影:筆者=

【ダブル選挙】 解散に向け政治資金集めパーティーがラッシュ

 解散風が強風になった。麻生太郎副総理がきょう、派閥の会合で「ダブルはある」とぶち上げたという。総裁派閥である清和政策研究会の昼食のメニューはカツ重(ダブルで勝つ)だったとも。  永田町周辺では衆院議員の政治資金集めパー …
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改選を迎える参院議員、現職衆院議員たちが集結した。出陣式の様相さえ呈した。=26日、都内 撮影:筆者=

【大田区議会】 共産外しと少数無視 今年も委員長配分なしの危機

 京浜工業地帯の入り口、東京・蒲田駅前にそびえる大田区議会。ここでもまた、神奈川県議会のような光景が繰り広げられていた――  「自・公・民の議員は区民の声を聞いて下さい」「大田区議会は民主主義を守りましょう」「発言を封じ …
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共産党の区議たち。本会議を前に緊張した様子を隠せなかった。=23日、撮影:筆者=

【参院・青森選挙区】 脱原発、一時棚上げして「大同団結」 アベを倒す 

 170㎝をゆうに超す女性が、巨体をゆすって小走りに駆け寄り頭を下げた。「先生、有難うございます」。  先生とは青森県保険医協会・前会長の大竹進医師。原発王国・青森の脱原発グループが結集する「進め!ドクター大竹の会」の代 …
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田名部候補予定者が「心から感謝いたします」と言うと、大竹医師は「胃が痛くなったら来て下さい」と答えた。=22日、青森市内 撮影:筆者=

【参院・兵庫選挙区】 恐怖の与党トリオか 野党統一候補で議席獲得か

 「このままだと与党(自・公・大維)が3議席を独占する」。ある地方議員が顔をこわばらせて言った。一人区でないため民進(現職)と共産の候補者調整がつかず、共倒れの恐れも出てきている―  参院兵庫選挙区は改選議席が2議席から …
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立候補予定の水岡俊一氏(民進・左側)と金田峰生氏(共産)。=21日、JR尼崎駅前 撮影:筆者=