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【パリ発】 アベ政権が学ぶ 「デモ集会の禁止」

 シャルルドゴール空港からパリ中心部に向かう列車には、ピストルを携えた警備員が配備されていた。  列車はなかなか発車しなかった。隣駅で不審物が発見されたというのだ。  結局、危険物ではないことが判明し、列車は約15分遅れ …
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国民統合の場でもある共和国広場には献花台ができた。花とロウソクの灯が絶えない。=21日午後8時頃(日本時間22日午前4時頃)、パリ市内 写真:筆者=

【新国立競技場】 都営アパート取り壊し、宙に浮く

 ロンドン五輪メインスタジアムの約3倍、旧国立競技場の5.6倍もある超巨大な新国立競技場。  建設計画がゼロベースで見直されるのに伴い、すでに決定していた都営アパートの取り壊しが宙に浮くことになった。  民主党が新国立競 …
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都営霞ヶ丘アパート。築50年。住民の生活の匂いが染みついていた。=19日撮影 写真:筆者=

【新国立競技場】 やめられない「森喜朗古墳」

 「みんなハッピーになるようになってるんだよ」。17日、安倍首相が新国立競技場の建設計画をゼロベースから見直すと発表した直後、森元首相と長年付き合いのある人物が言い放った。  「みんなハッピーになる」とは、2,000億を …
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屋根付きにこだわる鈴木寛・文科大臣補佐官。下村文科相の知恵袋だ。=写真:2013年、参院選。撮影:取材班=

IS人質事件、官邸の失態隠し ヨルダン人弁護士の入国拒否

 安倍官邸はどこまで姑息なのか。人質事件の全容が明るみに出れば、世界に恥をさらすことになるだろう。  後藤健二さんの遺骨の返還をめぐってISとの間で交渉にあたってきたヨルダンの弁護士が、日本政府から入国を拒否されているこ …
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日本政府が交渉を依頼したとしているマクデシィ師(左端)。右隣はムーサ弁護士。=3月、アンマン 写真:一水会提供=

後藤さんの遺骨奪還交渉 ヨルダン人弁護士、来週にも来日

 シリアで処刑された後藤健二さんの遺骨の奪還を求めてIS(イスラム国)との間で交渉にあたっているヨルダンのムーサ・アブダラット弁護士が来週早々にも来日する予定だ。  3月にヨルダンを訪問し同弁護士に奪還交渉を依頼した一水 …
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後藤さんの母・順子さんと木村三浩代表。遺骨が返還されれば共に周辺国に向かう。=8日夕、高田馬場 写真:筆者=

イスラエルの首相に逮捕状が出る日

 「どうせ米国がバックにいるからイスラエルを裁くことなんかできっこないよ」などと あきらめる 必要はなくなった。  この4月1日をもってパレスチナのICC(国際刑事裁判所)加盟が発効したからだ。  ICCは、戦争犯罪など …
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「お尋ね者」になったイスラエルのネタニヤフ首相。写真はCG合成。

ビルマの春遠く 民主化弾圧続く

 スーチーさんが解放されたからと言ってビルマ(ミャンマー)に春が訪れたわけではない。  民主化運動に取り組む学生への弾圧はいまなお続いている。5日、国家教育法に反対する学生のデモを警察が鎮圧、マスコミ報道によると10人が …
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学生が暴漢に首を絞められる写真をかざしながら抗議する在日ビルマ人女性。=6日、ミャンマー大使館前 写真:筆者=

止められないウクライナ戦争

 同じ悪夢が繰り返されそうだ。ウクライナ紛争はミンスク合意を受けて15日、停戦が発効した。  だが昨年秋のミンスク合意同様、停戦は厳守されず、散発的な戦闘から本格戦闘へと発展する恐れがある。  米国びいきのポロシェンコ大 …
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ウクライナ軍の前線は緊迫した空気が張りつめていた。=2014年11月、ドネツク州ボルノボハ村 写真:筆者=

「国民はテロとの戦いをする気はない」 後藤さん、湯川さん追悼集会

 イスラム国による湯川遙菜さんの殺害が明らかになって15日が経つ。後藤健二さんはちょうど1週間だ。  今夕、札幌、仙台、東京、京都、福岡など全国各地で2人を追悼する集会が開かれた。  渋谷のハチ公前にはプラカードや花束を …
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「I am Kenji」「I am Haruna」。二人の霊が迫って来るようだった。=8日夕、渋谷 写真:筆者=

【イスラム国人質事件】 安倍さん、「憎悪の連鎖にしてはいけない」

 人質事件は最悪の展開となった。後藤さんの死を悼み、今回の事件を呼び込んだ安倍首相に抗議する人々がきょう午後、官邸前に集まった。  「救えた命を救わなかった」「後藤さん、湯川さんを殺害したテロリストに手を貸したのは安倍だ …
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プラカード(手前)を持つ男性は「(後藤さん殺害は)安倍首相による未必の故意だ」と語った。=1日午後、永田町 写真:山本宏樹=