市民たちがきょう、国会内で「秘密保護法を廃止に追い込むための作戦会議」を開いた。(主催:秘密保護法を考える市民の会)
弁護士、平和団体、環境団体、反原発団体、宗教者、地方議会議員、個人参加の市民ら100人余りが参加した。議員会館前、議事堂正門前で「廃案」を訴えていた顔が並んだ。
参加者たちが銘々の作戦を出し合った。(氏名、出身団体は不詳)
「米国のNSC関連法案の問題点を指摘した専門家などを呼んで国際シンポジウムを開く」。
「秘密保護法をウォッチする市民版監視機関を設ける」。
「シングルイシューではダメ。オスプレイも貧困も問題はつながっている。相互に他団体の集会に(応援で)参加する。大動員して可視化する」。
「3年後の(衆参)選挙に向けたプログラムを作る」。
「映画界も反対している。(有名女優など)広告塔を立て(問題を)知らない人たちにもアピールする」。
マスコミ報道によれば安倍内閣は国家安全保障戦略に「愛国心」を盛り込む方針だという。「武器輸出三原則」も見直す。「共謀罪」にも前向きだ。戦前のような体制づくりを来年はさらに加速させるだろう。
市民側も早め早めの対応をしなければならない。さもなくば、「気がついてみたら治安維持法の時代に逆戻りしていた」ということになる。
「アベシンゾーは“嵐が過ぎ去った”と言ってるが、これから嵐が始まる」。国会周辺で「秘密保護法反対」の声を上げ続けてきたダミアン村上さん(ミュージシャン)が決意をあらたにした。