「軍拡競争の舞台裏」教えます

トランプ大統領は「高市ATM」から巨額の軍事マネーを引き出す。=10月29日、米原子力空母ジョージワシントン艦上で 写真:総理官邸HPより=

トランプ米大統領が核実験を指示した。ノーベル平和賞につよい意欲を示すトランプがなぜ? 

トランプの指示と、時をほぼ同じくしてロシアが画期的な兵器を開発したことが明らかになっている。

原子力で飛行するミサイルと、同じく原子力で海中を航行する魚雷だ。どちらも従来と比べて飛行距離、航続距離が幾何級数的に増す。

プーチン大統領は「これらによる攻撃を防ぐことはできない」と豪語する。プーチンはトランプの核実験指示をさぞかし喜んだことだろう。

トランプは核実験指示の大義名分が立つ。

世界各国のメーカーが新兵器のテストをする軍事演習場。=イタリア・サルデーニャ島 撮影:田中龍作=

  兵器の発達は矛と盾だ。盾を突き破る矛が開発されたら、突き破られないような盾を開発する。その盾を突き破る新たな兵器が登場する… 兵器開発は無限運動なのである。

ミサイルとミサイル防衛網の発達を見れば一目瞭然である。


男性は上記の軍事演習所で働いていた。劣化ウラン弾の影響で白血病になり頭髪はすべて抜けた。=サルデーニャ島・イタリア 撮影:田中龍作=

騙されてならないのは、敵対勢力同士が情報を共有し合っていることだ。

地中海に浮かぶサルデーニャ島にイタリア軍が運営するミサイル実験場がある。島なので対艦ミサイルも実験できる。もちろん対戦車ミサイルなど陸上戦用の兵器も。

そこで世界各国のメーカーが新型ミサイルを持ち込み、破壊力や命中精度を試す。

データは当然、実験場に残る。例えばフランス製ミサイルの破壊力と命中精度を、ロシア側陣営が知り、ロシア製ミサイルの破壊力と命中精度を欧米陣営が知るのだ。

これが冒頭で述べた敵対勢力同士の情報の共有である。

矛と盾は少しずつ、しかし物凄い速さで改善されてゆく。実に効率的だ。軍事産業がボロ儲けする仕組みがある。

費用を負担させられるのは、世界各国の納税者だ。

 ~終わり~  

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