
伊勢崎氏は海外に行く時もトランペットを手離さない。=都内、撮影:田中龍作=
れいわ新選組の高井幹事長がきょう17日の定例記者会見を持った。新聞テレビ各社からトランプ関税や参院選について質問が出た。緊張感のない、いわゆる「記者クラブ質問」ばかりだった。
田中はれいわの政策委員でもある伊勢崎賢治氏を参院選に擁立し何としてでも通すつもりはないのか、と質問した。
高井幹事長は「具体的に決まっているという訳でないが」としながら「私は幹事長で選挙の担当をしてますけど、ぜひ(伊勢崎氏に)出てほしい」と答えた。

定例記者会見に臨む高井幹事長。=17日、参院35控室 撮影:田中龍作=
強引に答えを求めるような質問を田中が投げ掛けたのは、日本の安全保障環境が危機的な状況にあるからである。
これまでの日本の安全保障は黙って米国に追随していれば、それで済んだ(カネはATMのごとく搾り取られるが)。
ところがトランプの登場でまったくゼロから組み立てなければならなくなった。
アメリカ任せだった日本の政治家に独自の組み立ては不可能だ。タカ派もハト派も観念的で激変するであろう現実に対応できない。
紛争地の現実と対応策を知る伊勢崎氏に頼る他ない。れいわ新選組のためだけでなく日本のために必要なのである。
~終わり~
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