
負傷者を担架に乗せて救急車まで運び込むレスキュー隊。瞬く間だった。=11月26日、ラマッラ近郊 撮影:田中龍作
「パーン」。イスラエル軍の銃撃が空気を切り裂くのと同時に駆け出すのはパレスチナ赤新月社(赤十字)のレスキュー隊員だ。
音と同時に負傷者のもとに駆け付ける。驚くほかない。音だけで弾が飛んだ方角を正確に判断し、瞬時に飛び出す。
負傷者を担架に乗せて救急車に運び込むまでは、ほんの数十秒だ。
神がかりの救出劇は、いつもという訳ではないが、報われないことがある。イスラエル軍の車両が救急車を通せんぼするのだ。助かる命も助からなくなる。
神も悪魔にはかなわない・・・パレスチナの現実だ。

救急車の行く手を阻むイスラエル軍。写真は本文とは直接関係ありません。=12月12日、ジェニン 撮影:田中龍作=
~終わり~
◇
【読者の皆様】
『田中龍作ジャーナル』は読者の御支援により維持されています。
皆様のお陰でマスコミが報道しないパレスチナの惨状を伝えることができています。
何とぞ力をお貸しください。