ロシア軍がエネルギー関連施設を集中的に爆撃したことにより、ウクライナ国内の発電施設の40%が破壊された(ゼレンスキー大統領)。
首都キーウ市は全戸を対象に計画停電を実施している。田中の通訳氏は同市在住だが、「毎日2回計8時間、停電に見舞われる」という。
キーウ市危機管理部門の最高責任者ローマン・トゥカチェンコ氏は「このままロシア軍の攻撃が続けば、我々は全ての電源を失う」と憂慮する。
5日、クリチコ市長とトゥカチェンコ氏が共に300万市民の疎開の可能性について言及した。
トゥカチェンコ氏は「今後1日12時間の停電もある。その時点で市民に疎開を促す」との見解を示した。(NYTimesの取材に答えて)
クリチコ市長は「暖房と電気と水がなければ、我々は皆死ぬ。あらゆるシナリオを排除しない」として300万市民の疎開もありうるとした。(地元テレビ局の番組で)
反響は大きかった。事態を重く見たトゥカチェンコ氏は6日、Web上で「すべてがコントロール下にある」と声明を出し、市民に平静を呼びかけた。
キーウ市では、暖を取り携帯電話やPCに充電ができる施設を市内1千か所に計画中だ。あくまでも計画段階である。
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