この国はどこまで狂っているのだろうか? 24日開会のパラリンピックは無観客となることが濃厚だが、子供は観戦に駆り出されるようだ。
危険な学童観戦を中止するよう求める元学校教師らが、きょう16日、杉並区長室に出向いた―
杉並区の田中良区長が、オリパラ組織委の橋本聖子会長や萩生田光一文科相に「学童にオリパラ観戦の機会を作って頂けるよう」要請していた。(10日付・田中龍作ジャーナル)
田中区長の独断専行に抗議する杉並区民は質問状を区長に出していたが、事実上のゼロ回答であったため、きょう16日、元中学校教師の小関啓子さんらが区長室を訪れた。
田中区長はあいにく不在で区長室の職員に再度の質問状を渡し、学童観戦の再考を求めた。
この後、小関さんはじめ一行は区議会と区教育委員会を訪ねた。
学童を危険なオリパラ観戦に連れて行くことについて、区長は議会にも教育委員会にも諮っていなかったことが分かった。自民党議員と教育委員会職員の証言により明らかになった。
7月21日にあった総合教育会議で田中区長は教育長や教育委員に自分の考えを話しただけだった。「学校連携」は議題になっていなかった。
一行は自民党議員に対して議会にかけるよう要請した。
感染爆発に歯止めがかからないなか、我が子をオリパラ観戦に行かせようなどと考える親がどれほどいるだろうか?
新聞テレビは菅首相の意向を垂れ流すが、国民の声は反映させない。
市民が直接、行政や議会に働きかけるしかないところまで事態は来ている。
~終わり~