きょう(12日)も常識人たちが「オリンピックの中止」を求めて抗議活動を展開した。場所はオリパラ組織委員会が入る晴海トリトン前。
一行が巨大ビル前の広場で横断幕を広げ、五輪反対のアピールを始めると、すぐに管理会社の職員が飛んできた。
職員たちは広場が「私有地である」として、一行に退去を求めた。一行が退去に応じなかったため、ビル管理会社は警察を呼んだ。
最寄りの月島警察署から制服警察官数名が駆け付けた。「110番通報があったものですから」と言って、現場を視察した。
抗議活動に参加した人々は怯まずにアピールを続けた。
「オリパラ組織委員会の皆さん。それでもオリンピックをやるんですか? 戦前の日本のような雰囲気が漂っています。すでに私たちの生活はボロボロです」。
「オリンピックに使うオカネがあったら、私たち全員にPCR検査をしてください」。
彼らの主張は本来、言論機関や国会議員が言わねばならないことだ。
オリンピックが強行開催されれば、この国は破滅するかもしれない。上級国民は自分たちさえ潤えば、それで良しとしているのだろうか。
~終わり~
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