【裏金議員】詰め腹二人、他は大甘の処分

世耕氏は処分が正式に決まると秘書を通じて幹事長に離党届を出した。=4日夕方、参院会館 撮影:田中龍作=

 4日午後6時30分頃、自民党本部。茂木幹事長が記者会見室に入ると、党職員が1枚のA4ペーパーを記者たちに配布した。

 自民党からのリークを受けたマスコミ報道で知っていたとはいえ、改めて怒りが湧いた。

 国民には死にたくなるほどの重税を押し付けていながら、巨額の脱税をした議員たちには軽すぎるほどのお咎めだったからだ。

 学校の先生が「〇〇君、こんなことしちゃダメですよ」と口頭で注意したようなものだ。

 もっと驚いたのは学級委員長の岸田君と副委員長の二階君には注意さえもない。大甘なのである。

 脱税したのは85人なのに処分されたのは39人というのも変な話だ。

 39人中35人までが痛くも痒くもない処分だ。役職停止と戒告である。

離党の弁を綴った原稿。諳んじるまで読み返したのだろうか。世耕氏は一度も原稿に目をやることはなかった。=4日夕方、参院会館 撮影:田中龍作=

 安倍派の塩谷座長と世耕前参院幹事長の2人だけが重い刑に処せられた。離党勧告である。

 塩谷氏はお飾りのようなもので派内では力を持っていなかった。世耕氏は和歌山の二階王国を脅かす存在だった。

 そんな二人に詰め腹を切らせる。見せしめ効果は抜群で、二階元幹事長のご意向に沿う。再選を狙う岸田首相らしい手法だった。

 だが世間は許さないだろう。庶民はインボイスで少ない収入の中から1円の位まで血税を搾り取られる。

 ところが自民党議員であれば、500万未満の脱税だったら許されるのである。

 岸田首相は選挙で手痛いシッペ返しを食らうだろう。

 有権者がシッペ返しを食らわすことができなければ、自民党はますますやりたい放題になり、この国は暗黒国家に逆さ落としとなる。

茂木幹事長。処分に至った理由を書き綴った原稿を手に記者会見に臨んだ。=4日夕方、自民党本部 撮影:田中龍作=

 ~終わり~

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