【読者の皆様】昨年9月25日取材した記事を再び掲載いたしました。
「マックが食べられるような裕福な国に援助する必要があるのか」「戦時中なのにけしからん」などといった誤解があるからです。
ウクライナの実情をリポートしておりますので、まずは御一読ください。
ロシア軍の侵攻により休業していたマクドナルドが20日から営業を再開している。といってもウクライナ国内109店舗中、キーウ市内の3店舗のみだ。
ロシア軍との間で激しい戦闘が続く東部や南部では、営業再開なんて夢のまた夢である。
1店舗をのぞいてみた。門前市をなしていた。店の前は家族連れや同世代のグループ、デリバリー業者などで溢れかえっていた。
交通整理の警察のパトカーまで出動するありさまだ。
店舗の庭先でマックを頬張っていた少年は「マックがない間淋しかった」「おいしい」と言って親指を突き立てた。
40代の男性は嬉しそうにテイクアウト用の袋を顔の前に掲げた。
「ハンバーガーがやっと食べられるようになった」。子供も大人も喜ぶ。いじらしいではないか。
ドネツク州のマリウポリでは2014年にドンバス戦争が始まると間もなく、マックは撤退した。
平和な国では水や空気のように当たり前にあるマックが、戦地ではそうではないのだ。
~終わり~
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読者の皆様。
プーチン大統領のテレビ演説に続いてラブロフ外相までがニューヨークでの記者会見で、核攻撃の可能性を示唆しました。
ロシアによる核攻撃が現実味を帯びています。
世界を破滅に導く恐れさえある戦争の行方を、田中龍作に見届けさせて下さい。
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