
我が子を守ろうとしてイスラエル軍に撃ち殺された同胞に最期の別れを告げる。=12日、カランディア難民キャンプのモスク 撮影:田中龍作=
被占領民族は親として当然のことをしても占領軍に撃ち殺される。これが戦争の現実だ。
エルサレム北隣のカランディア難民キャンプは狭い谷を挟んでユダヤ人入植キャンプと向き合う。緊張が絶えない。
難民キャンプ住民は高台の入植地からユダヤ人に狙撃されたりする。昨年末にもパレスチナの若者2人が入植者に射殺された。
映画『シンドラーのリスト』に収容所の所長がユダヤ人をベランダから撃ち殺すシーンがある。今度はユダヤ人入植者がパレスチナ人に対して同じことをしているのだ。
12日未明、イスラエル軍がカランディア難民キャンプを急襲。少年ら19人を逮捕した。
サミル・アスラン氏(41歳)は、息子が逮捕されそうになったため、イスラエル軍との間に割って入った。そこを問答無用で撃たれた。絶命。自宅前での一瞬の出来事だった。
命を賭した父親の抵抗の甲斐なく息子は逮捕されたのである。

子どもたちはいつイスラエル兵に殺されてもおかしくない環境で生きている。=12日、カランディア難民キャンプ 撮影:田中龍作=
~終わり~