
イスラムの国では女性にカメラを向けると顔を隠されるのが普通だが、ウエストバンクの他の地域と比べても警戒感と反発は強かった。=24日、ジェニン難民キャンプ入口 撮影:田中龍作=
毎晩のようにイスラエル軍が侵攻してくるというジェニン難民キャンプ。SNSで同キャンプでの銃撃戦を見たことはあるが、ジャーナリストを名乗る以上この目で確かめたかった。
24日の日中、田中は地元フィクサー(通訳兼案内人)と共に難民キャンプ内に入り、写真を数カット撮った。
難民キャンプの関係者にしっかり見られていたようだ。同日夜、フィクサー氏のところに警告の電話があった。
「キャンプには入って来るな。安全は保障しない」と。

イスラエル軍に射殺された殉教者の遺影が出迎える難民キャンプ入口。=24日、ジェニン 撮影:田中龍作=
イスラエル軍はキャンプを武装勢力の拠点と見ている。夜ごと侵攻してくるのは、武装勢力(イスラエルから見ればテロリスト)が夜動くためだ。
イスラエル軍は武装勢力を逮捕して拷問にかけ、武器の在り処や組織を探る。武装勢力は抵抗する。そのため銃撃戦となる。
銃撃戦をこの目で確かめることはできなかったが、なまじの警戒ではないことが肌身にしみた。パレスチナ民族の抵抗の根が深いことも。
~終わり~