
UNRWA(国連パレスチナ難民救済事業機関)が運営する小学校。ユダヤ人入植地が見下ろす。=19日、ジェレゾン難民キャンプそば 撮影:田中龍作=
ヨルダン川西岸ラマッラのジェレゾン難民キャンプ(人口6万人)はごく間近にユダヤ人入植地と向き合う。洗濯物が見えるのではないかと思うほどだ。
当然イスラエルとの間で強い緊張が続く。2週間前、2人の若者がイスラエル兵に射殺された。遺体は2日前(17日)、パレスチナ側に引き渡された。
入植地からは見えないパレスチナ側の住宅地を歩くとライフルの薬莢が散乱していた。パレスチナ住民同士で撃ち合うことはあり得ない。
同行のフィクサー(通訳兼案内人)は「イスラエル兵が若者を追いかけてきて発砲した」と話す。

PLOアッバス議長の警護兵。難民キャンプの近くにいてもパレスチナ住民を守ることはない。=19日、ラマッラ 撮影:田中龍作=
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