IAEAによるザポリージャ原発への査察が来週(29日~)にも実現する見通しとなった。
グロッシーIAEA事務局長はじめ13か国の原発専門家が査察に入る。NYタイムズによると親露側からは中国とセルビア、親ウクライナ側からはポーランド、リトアニアなどが参加する。
プーチン政権がオープンな姿勢と評価するフランス、イタリア、アルバニアなども加わる。
アメリカとイギリスはロシアに拒否された。アメリカに同調する日本も参加を認められなかった。
フクシマの知見を活かせないことになる。米国追従が仇になった。世界にとって損失である。
ザポリージャ原発へは、ウクライナ側から入るのか、ロシアが占領した地域から入るのかで、現在綱引きが続いている。
同行メディアの名前は今のところ上がっていない。田中龍作ジャーナルはダメ元で取材申請した。申請理由を「フクシマを経験した日本の記者として」とした。
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読者の皆様。
ザポリージャ原発はいつ過酷事故が起きても不思議ではない状況下にあります。
田中は最悪の事態に備えてウクライナに滞在しております。宿泊費や人件費がかさんでおります。
ご支援何とぞ御願い申し上げる次第です。