国葬反対のアピールが響くなか、わずか3日間の臨時国会がきょう始まった。
国会議事堂正門をくぐって登院する議員たちを大勢の記者・カメラマンが待ち受けた。初当選した新人議員、カムバックした議員が中心だ。
いつものことだが、新聞テレビは正門の外側、内側、議事堂内の3か所に記者とカメラマンを配置した。
夥しい人数である。このマンパワーで政権の不正を追及していたら、この国はここまで沈下することはなかっただろう。
メディアのお目当ては、統一教会の全面支援を受けて当選したとされる井上義行議員(自民)だった。
第一次安倍政権で首相秘書官を務めた井上氏は、選挙期間中、統一教会と浅からぬ関係にあることを公言していた。
開門は午前8時、本会議の開始時刻(門限)は10時。田中は7時30分から10時まで井上議員の到来を待ったが、ついに井上議員は現れなかった。
れいわ新選組は国会議員が5人から8人に増えた。
山本太郎が初当選した2013年の参院選を思い出す。無所属でボランティアに支えられながら戦い抜いた男は、たった一人で登院したのである。
あれから9年、山本が立ち上げた「れいわ」は、所属議員が2ケタになりなんとする国政政党となった。
押しも押されもせぬ存在となった山本は次のように決意を述べた。
「この少人数では社会が壊されてゆくスピードを緩めることが難しい。(これから)仲間を増やしてゆくことで破壊にブレーキをかけてゆく」
「参院の任期は6年だが(一強体制に)ケリをつける」。
田中は厳しい批判をしながらも、戦う野党の「れいわ」に注目していく。
~終わり~