バス停の案内板に驚いた。「東京2020大会(オリンピック)に伴う交通規制により、以下のとおり一部経路を変更します」とある。
晴海ふ頭に向かう路線は、「マリナーズコート・バス停」までしか行けなくなる。晴海ふ頭までは徒歩20分の距離だ。
「マリナーズコート・バス停」そばの交差点から先は広大な選手村となっている。
東京都交通局お客様センターによると「警視庁からのお達し」という。
オリンピックは7月23日開催なのに、バスの運行規制は6月1日からだ。
東京都交通局は「練習のため選手村に選手が(6月から)入ってくるため」と説明した。
有楽町の東京国際フォーラム周辺のバス停も使えなくなる。これも「警視庁からのお達し」という。
警視庁交通部に電話で聞くと「東京国際フォーラムはウェイトリフティング会場となっているため交通規制をかける」と答えた。
バス路線に限らず大会関連施設周辺では交通規制がかかることになる。
10日、衆院予算委で野党議員がスガ首相に「(コロナ)感染急増のステージ3となっても、感染爆発のステージ4となってもオリンピックを開催するのか」と質問した。
首相は「まず現在の感染拡大を食い止めることが大事だ。開催にあたっては、選手や大会関係者の感染対策をしっかり講じ、安心して参加できるようにし・・・」と答えた。
コロナで日本がどうなろうともオリンピックを強行開催するつもりだ。
政府が国民の悲鳴に耳を傾けないせいで、五輪に向けてありとあらゆる方面で準備が進んでいる。
~終わり~
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