
昨夏の参院選でれいわの比例候補となった大西つねき氏。=2019年7月 撮影:田中龍作=
大西つねき氏(れいわ公認候補予定者)による「命の選別発言」が批判を浴びている。
「生産性で人の価値が測られてはならない」とする立党の精神に、多くの有権者が共感し、昨夏の参院選で旋風を起こした。
山本太郎代表が「大西発言は看過できない」とする声明を出したが、これがまた新たな波紋を呼ぶ状態となっている。
きょう中にも山本代表が緊急記者会見を開いて説明しない限り、国民は納得しないだろう。
れいわの本部(赤坂)に電話を入れても事務局長、事務局次長、広報担当者は不在だ。携帯にかけても出ない。
トラブルが起きる度に首を傾げたくなるのが、この党の危機管理だ。
「大西発言」はウヤムヤでは済まされない。火の手はさらに大きくなり、党にとって致命傷になることも覚悟しなければならないだろう。
国政政党となり、国民の税金が投入されているのだから、山本代表には説明責任がある。
~終わり~