マスコミよりも確度が高いとされる自民党の情勢調査が第3者を経て田中のもとに届いた。最新情勢は「玉城41.3」「佐喜眞36.1」。(調査は15〜17日実施)
前回の調査では、玉城のリードは9ポイントあったが、それが5ポイントに縮まった。告示前、10ポイント以上リードしていたことを考えれば、佐喜眞は急速に追い上げつつある。
野党の動向に詳しい永田町関係者は、この情勢調査を見て「玉城は事実上、負けてるね」と分析した。「自公の終盤にかけての猛烈な追い上げを計算に入れると、少なくとも9ポイントはないと逃げきれない」というのだ。
集票にかける自公の執念には凄まじいものがある。シラミ潰しにローラーをかけて、自公候補に確実に投票させる。一票一票、厳密にチェックしながら足し算してゆくのである。「ふわっと●票」の野党(沖縄では与党)とは、180度違う。
地元紙A社の幹部は部下から上がってきた情報をもとに次のように話した。「今は玉城がリードしているが、最終的には佐喜眞が勝つ」。
地元紙B社のベテラン記者は「大票田の那覇の無党派層や女性票が読み切れていない」として、勝敗予想は避けた。
興味深いのは地元C放送局の情勢分析だ。期日前投票の出口調査で、佐喜眞と玉城の差はほとんどないのだ。厳密に言うと佐喜眞のリードは1ポイント強。(あえて得票率は伏す)
企業ぐるみの動員と創価学会あげてのローラーは、さほど効いていないということか。村八分を恐れながらも、池田名誉会長の平和への教えは守りたい・・・公明党と学会本部の方針に無言で抵抗する良心の離反者がチラホラ出始めている、と聞く。(敬称略)
~終わり~
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玉城デニーさんが負ければ、安倍政権に異を唱え、楯突く勢力はなくなります。とてつもなく重大な沖縄県知事選挙を、田中は最後まで見届けるために破産も覚悟で取材を続けています。
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