政府の再稼働方針にNO、脱原発デモ

都内の小学校に通う女の子はマスクを着用し水筒を持参する。(24日夕、日比谷公園前。写真:筆者撮影)

都内の小学校に通う女の子はマスクを着用し水筒を持参する。(24日夕、日比谷公園前。写真:筆者撮影)

 
 東電福島第一原発の事故は発生から100日が過ぎたにもかかわらず収束のメドは全くたたない。それでも政府は原発の再稼働方針を打ち出す始末だ。これではまた事故が起きる。

 「原発震災を繰り返してはならない」と市民たちが24日、霞ケ関から国会に向けてデモ行進した。(主催:原発とめよう!東京ネットワーク/再処理とめたい!首都圏民のつどい)

 原発事故は食べ物や子供に影響を及ぼすため、主婦の参加者が多い。「福島だけでの問題ではない。狭い日本に原発がビッシリある。一刻も早く止めてほしい。(福島の事故の)検証も済んでいないのに再稼働するというのが分からない」。都内に住む女性(50代)は憤る。

 別の主婦(都内在住・60代)は「原発そのものが後世に危険物を残す。原発の問題を真摯に考えてこなかったツケがきた。私たちが今やらなければならないのは日本を安全にすること」。

 年金生活者の男性(60代後半)は子供の被曝に気を揉む。「政府のやり方を見ていると放射能汚染地域に子供を放置している。原発はもちろん止めなきゃいけないが、子供を逃がすことが先」。

 家族連れ(父・母・娘)の参加者にも話を聞いた。都内の小学校に通う娘(4年生)は低線量被曝を少しでも防ぐためにマスクを着用している。水筒持参で給食の牛乳は飲まない。

 石原都知事が福島産の野菜を給食に用いることを検討している、という情報がある。母親は敏感だ。「もし福島産の野菜が出されたら食べさせない。弁当を持たせる」、母親は強い口調で言った。

 「脱原発デモ」は回を追うごとに裾野の広がりを見せているが、原発事故の影響は東京の学校給食にまで広がってきたようだ。

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