» アフガニスタン

誤爆の真相は藪の中

 8月、アフガニスタンから撤退中の米軍がカブールで実行した空爆は誤爆だった — 米中央軍が謝罪した。空爆はドローンによるもので、民間人10人が犠牲となった。  前回のカブール陥落(2001年末)から間もない頃にも誤爆があ …
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アフガニスタン 日本大使館員は米軍ヘリに守られて空港まで真っ先に逃げた

 日本大使館員12人は、カブール陥落翌日の16日、警備会社が用意した車両に分乗し、米軍ヘリに守られながら空港まで辿り着いた。きょう2日、開かれた野党合同ヒアリングで、外務省中東2課が明らかにした。  同省によると岡田隆駐 …
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20年前から予想されていた米軍のアフガン撤退

 「米軍 アフガンから撤退」が全国紙の一面に踊る。  20年前の報道はこの真逆で「米軍と北部同盟がタリバンを掃討した」と謳っていた。テレビは勧善懲悪が成ったかのようにハシャイでいた。  前回のカブール陥落(2001年末) …
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【アフガン】ケシと民族対立 沃野になられては困る勢力が中村医師を暗殺した

 アフガニスタンの正体はケシである。ここを押さえないと中村医師殺害の本質には迫れない―  パキスタンから陸路で行く場合、雲を下に見るような山道を通ってやっとアフガニスタンにたどり着く。7千メートル級の山々が連なる高地だ。 …
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戦乱が絶えないアフガンの大地。男性の人生で平和な時はどれ程あったのだろうか。=2007年、カブール郊外 撮影:田中龍作=

武装解除とは米製兵器を買わせることだった 

 日本が米国から高額な兵器を 言い値で 売りつけられる度に、ある光景を思い出す―  2002年、アフガニスタンの首都カブール郊外。米軍とアフガン北部同盟がタリバーンから首都を奪還してから6ヵ月あまりしか経っていない頃のこ …
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武装解除に応じて武器弾薬を兵営に運び込んだマスード派民兵。愛機との別れを惜しむかのようだった。=2002年、カブール郊外 撮影:筆者=

アフガン駐留米軍3万増派、2011年夏撤退開始

アフガン国軍兵士。アルカイーダを相手にできるとは思えないほど人の好さそうなオッサンだった(カブール郊外で。写真=筆者)    米国のオバマ大統領が苦渋の決断を下した。アフガニスタン駐留米軍を3万人増派する一方で、2011 …
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【第1報】オバマ大統領「アフガン駐留米軍3万強増派」正式発表

 オバマ大統領は2日午前(日本時間)、ウエストポイント=陸軍士官学校=で「アフガニスタン駐留米軍を3万以上増派する」と正式発表した。増派の規模が3万以上に上ることは、ホワイトハウス当局者がこれまでにリークしていたが、大統 …
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ドイツ将軍、アフガン誤爆隠匿で辞任~米軍増派にも影響~

強盗事件が頻発するジャララバード街道をカブールに向かうタンクローリー(アフガン東部のナンガラハール州で。写真=筆者)  9月、アフガニスタン北部のクンドゥズ州で起きた民間人への誤爆をドイツ国防省が秘匿していたとされる事件 …
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米大統領、アフガン3万5千人増派を決定

羊飼いは地雷を踏むことが多い(カブール郊外で。写真=筆者)  オバマ米大統領は24日、記者会見で「アフガニスタン戦争を終わらせるために数万人規模で増派することを来週、発表する」と明らかにした。発表は来月2日夕(日本時間3 …
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「アフガンからの撤退」~英首相が同盟国に促す

何気ない日常風景は束の間の平和を物語る(カブール郊外で。写真=筆者撮影)    「オバマのベトナム戦争」ともいわれる泥沼のアフガン戦争。アメリカの最大の同盟国である英国のブラウン首相が撤退を促す演説をした。  同首相は1 …
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