アベノミクス偽装の本丸は「GDP偽装」にあり。「数字が高く出るように」と官邸が官僚たちに事実上の圧力をかけていた・・・4日の衆院予算委員会で小川淳也議員は物的証拠をあげながら政府に迫った。物的証拠とは内閣府の説明資料や議事要旨などだ。
小川議員の質疑に対して安倍首相、麻生財務大臣、茂木経済再生担当大臣らは、はぐらかす ばかりでまともに答えきれなかった。図星だったからだ。
ウソで塗り固めたアベノミクスの真相を突き止めたからだろうか。新聞テレビの扱いはあまりに小さい。あるいはスルーだ。
マスコミは小川淳也より小泉進次郎を手厚く報じる。それでも真実を伝える手段は残されていた。市民有志による『国会パブリックビューイング』だ。
6日、新宿西口地下広場では、小川議員が政府を追及した4日の衆院予算委員会が取り上げられた。
国会のインターネット中継は、1日分をまともに視聴すると8時間くらい要する。それを1時間ほどにコンパクト化し、大学教授や労働問題の専門家が解説を付ける。駅前広場などで夕方、上映するのだ。
主催者の一人、上西充子・法政大学教授は「(国会審議を)みんなで見ることが大事」と強調した。「国民はちゃんと見てるんだぞ」と安倍政権に知らせることになるからだ。
アベノミクス偽装にはもう一つ本丸があるように思えてならない。それは全国紙、テレビ局、通信社がヒネリ出す内閣支持率だ。ローカル紙の調査だと20%台なのに、なぜ全国平均にすると異常に高くなるのか。全国紙やテレビ局の幹部がアベ寿司友であることとも無関係ではないだろう。
パブリックビューイングの視聴者は次のように感想を語った。「もし印象操作というものがあるとしたら、その一端を担っているのが今日のTVであるように思う。TVがある意味で政治家を作り出し、選挙を演出しているように思える。その意味では国会パブリックビューイングは今日のTVのあり方への批判でもあると思える」。
~終わり~
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