市民連合 「私たちが議員を送り出すんです」― 熊本のママ

18歳の高校生(右)は「今度の選挙には必ず投票に行く」。=5日、新宿西口 撮影:筆者=

18歳の高校生(右)は「今度の選挙には必ず投票に行く」。=5日、新宿西口 撮影:筆者=

 「安倍政権を倒さないことには何も始まらない。一つになってほしい。崖下に転げ落ちそうで怖い」。松戸市から足を運んだという女性(60代)は悲壮な表情で語った。

 参院選挙が7か月後に迫っているのにもかかわらず野党共闘は遅々として進まない。有権者のイライラと不安は募るばかりだ。

 安保法制に反対して共に戦った運動体で作った「市民連合」がきょう、新宿で街宣を行い野党共闘を呼びかけた。危機感を反映して演説会場には5千人以上の有権者が詰めかけた。(主催者発表)

 トップバッターをつとめた慶応大学の小林節名誉教授は、野党党首の頭を殴るかのようにガツンと言った。

 「野党はつまらない縄張り意識を持たないで まとまり なさいと言いたい。共闘すれば勝てるんです。(共闘するよう)政治家を追い込んでいきましょう」。

野党共闘を切望して集まった人々。野党党首たちは鈍感だ。=5日、新宿西口 撮影:筆者=

野党共闘を切望して集まった人々。野党党首たちは鈍感だ。=5日、新宿西口 撮影:筆者=

 蓮舫・民主党代表代行の演説に対するリアクションは事態を象徴していた。

 蓮舫議員が登壇すると田中龍作ジャーナル取材班のすぐ後ろにいた女性たちが「野党は共闘」と唱え始めた。

 合唱の輪はしだいに広がり、声は大きくなっていった。蓮舫氏のスピーチは搔き消された。
 
 野党共闘の成功例として「安保関連法に反対するパパママの会@熊本」の瀧本知加・共同代表が登壇した。
 
 熊本は野党統一候補の擁立に成功した選挙区だ。11の市民団体が力を結集してまとめあげた。

 「平和の大切さを理解していない議員は要らない。私たち自らが議員を送り出すんです」。

 熊本スタイルが全国に広がった時、「打倒アベ政権」は現実のものとなる。

   ~終わり~

田中龍作の取材活動支援基金

個人の自由や権利が大きく制限され、選挙さえも行われなくなる「緊急事態条項」の発令が現実味を帯びてきました。戦前に戻らぬよう田中龍作に権力の監視を続けさせて下さい。

田中龍作

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