支持母体の創始者が戦中、治安維持法で捕えられ獄中死したのを忘れたのだろうか。自民党べったりの公明党は「戦争法案」の成立に手を貸す。
「平和の党なのにどうして戦争するの?と伝えたい」。子を持つ母親たちが、今夕、公明党本部にサイレントデモをかけた。(主催:Mamademo)
音を出さずに静かにアピールすれば警察も通してくれると思ったからだ。母親たちのデモは、しかし、公明党本部前から30mほど手前で警察にブロックされた。
「通して下さい。歩くだけですから」と母親たちは懇願したが、警察は「ダメです。警備上の措置です」と封鎖を解かなかった。
「公明党は(戦争法案に)加担しないで。平和の党の意味を思い出して・・・」公明党本部手前の路地から母親たちは訴えた。
「こう見えても足が震えているんです」と打ち明ける母親もいた。
1時間近く粘った甲斐があり、2人の母親が公明党本部ビルの正面に行くことを許可された。滞在時間はわずか2~3分だった。
警察の厳重な警備に守られる“平和の党”の皮肉な姿だ。
「知り合いの中には創価学会を辞め公明党支持も止めた人もいる」。主催者の一人は明かす。
「学会員から『(公明党本部への)デモを是非やってくれ』とツイッターで励まされた」という。
創価学会が音を立てて揺れ始めたら公明党とて持たない。戦争法案は廃案となるだろう。
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