月別アーカイブ: 2014年9月

山谷えり子大臣ポロリ 「在特会のHPを引用したまで」

 驚愕の記者会見が世界に向けて発信された。警察行政のトップが、ヨーロッパなどでは犯罪にあたるヘイトスピーチを繰り広げる団体の言い分をそのまま使ってしまったのだ。  山谷えり子・国家公安委員長兼拉致問題担当相は、TBSラジ …
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「在特会は在日特権をなくすために活動する組織」。文書でこう回答していたことを明らかにされると、山谷大臣はうろたえた。=25日夕、日本外国特派員協会 写真:筆者=

安倍政権と嫌韓デモ はびこるヘイト勢力 

 世界の恥となっている日本のヘイトスピーチが、きょう、全国各地で吹き荒れた。  在特会(在日特権を許さない市民の会)が、北海道から九州までの主要都市で、民族差別デモ集会を行ったのである。その名も「全国一斉・日韓断交アクシ …
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警察がデモ隊とカウンターの間に入る、いつもの光景。国連の委員からは「日本の警察はデモ隊に付き添っているように見える」との批判がある。=23日、六本木 写真:島崎ろでぃ=

ワタミ過労死裁判 全国津々浦々の店舗で労基法破り

 「残業代未払い」「30日以前の解雇通告なし」…ブラック企業の実態が公文書で明らかにされた。  過酷な勤務の果てに自殺に追い込まれた大手居酒屋チェーン和民の元正社員の父母が、会社と創業者の渡辺美樹氏(現参院議員)の責任を …
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美菜さんの遺影と共に報告集会に臨む両親。=22日、日本弁護士会館 写真:筆者=

兵役拒否の亡命・韓国青年 「徴兵制が敷かれる前に反対すべきだ」

   徴兵を拒否しフランスに亡命した韓国人青年が、雨宮処凛氏(作家)の招きで来日し、きょう、日本外国特派員協会で記者会見した。  戦争に突き進む安倍内閣がこのまま続けば、対岸の火事では済まされない。   青年はイ・イェダ …
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記者会見するイ・イェダ氏。一言、一言に信念がこもっていた。=19日、日本外国特派員協会 写真:筆者=

原子力規制委・島﨑委員退任 「事業者は変わらないといけない」

 原子力規制委員会の島﨑邦彦委員が任期を終え、きょう付けで退任した。活断層が専門の島崎委員の審査をめぐっては政財界から「厳格過ぎる」として交代を求める声が公然とあがっていた。  島崎委員は退任の記者会見で「(私の審査は) …
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島﨑委員はサバサバとした表情で退任の記者会見に臨んだ。=18日、原子力規制庁 写真:筆者=

秘密保護法いよいよ 施行日、来月上旬に閣議決定

 国民の知る権利を奪う「特定秘密保護法」の施行日は、来月上旬に閣議決定されることが、分かった。きょう東京地裁で開かれた「特定秘密保護法・違憲訴訟」の口頭弁論で、被告国側の弁護団が明らかにした。  国の安全保障にかかわる情 …
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原告団は出勤途上のサラリーマンにチラシを配布した。=17日、霞が関 写真:筆者=

山本議員・全国遊説 「もっと悪くなるのが見える」

 「大企業への減税で国の収入が減った分、穴埋めであなた方が むしり 取られる……」  全国を歩きながら庶民に犠牲を強いる政治の現実を訴えているのは、山本太郎参院議員だ。8月下旬に東京をスタートした「全国キャラバン」は、秋 …
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山本太郎議員。「政治の現実を一人でも多くの人に伝えたい」と今年も全国キャラバンを続けている。=15日、川崎駅前 写真:筆者=

安倍政権とメディア 戦前そっくりになってきた

 日本を むしばむ 2大勢力をテーマにしたシンポジウムが13日、都内で開かれた(主催:メディア総研)。2大勢力とは「安倍政権」と「記者クラブメディア」だ。両者は互いを支え合っているから始末に負えない。  (パネリスト:岸 …
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今日的関心の高いテーマで会場は補助席も出るほど一杯になった。=13日、新宿区 写真:筆者=

脱原発テント、3周年 「原発を止めればいつでも立ち退く」

 原子力村の総本山に匕首(あいくち)が突き付けられて、きょうで丸3年が経った。    経産省の北西角地に立つ、3張の小さなテントは「原発は要らない」と願う人々の拠り所となってきた。  「故郷を追われてもここ(テント)に来 …
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経産省前テントひろば代表、渕上太郎氏。「川内原発再稼働の審査はデタラメだ」。=11日、経産省前 写真:筆者=

川内原発、再稼働へ 過酷事故必至の究極見切り発車

 どんな手を使ってでも原発を再稼働させたい安倍政権の姿勢が露わになった。  ウソで塗り固めた九電・川内原発の審査書案を、原子力規制委員会がきょう、承認したのである。再稼働への合格証書が与えられたのだ。  川内原発は地元の …
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「きょうは形だけの決定をしないで下さい。住民の声を聞いてほしい」。鹿児島市から駆け付けた女性は原子力規制庁の職員に要請書を手渡した。=10日、原子力規制庁前 写真:筆者=