1月28日、蜂起後初の金曜礼拝の日だった。タハリール広場には「打倒ムバラク」を叫ぶ十数万人が集いアラーの神へ祈りを捧げていた。衣擦れの音が厳粛さを感じさせる。 広場は治安警察が取り囲んでいた。言論の自由を徹底的に封じ …
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「タハリール広場」タグアーカイブ
【カイロ発】殉教者たちが支えた市民革命
【カイロ発】ネットで蜂起、市民革命勝利
11日午後6時、スレイマン副大統領がムバラク大統領のステップダウンを正式に発表すると、タハリール広場は大きな爆発音のような歓喜が沸き起こった。半信半疑だった昨夜と違って人々の喜びの声は力強かった。 「市民が独裁体制を …
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【カイロ発】反ムバラク派、国営放送に突入図る
ムバラク大統領が引続きの最高権力者の座に留まることを表明したため「反ムバラク派」の怒りは収まらない。「続投表明」翌日の11日、反ムバラク派は「エジプト国営放送」に突入をはかった。 朝鮮中央放送がそうであるように独裁国 …
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【カイロ発】束の間の“ムバラク辞任” 大荒れ必至のデモ
「ムバラク大統領が間もなくステップ・ダウンをアナウンスする」、CNNテレビが速報すると筆者はカメラをひっつかんでホテルを飛び出した。通りはタハリール広場に向かう人々の洪水だった。車のクラクションがけたたましい。 青年 …
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【カイロ発】携帯写メールが見守る市民革命
「オブザーバーの動画撮影は禁止」などと前時代的なことを金科玉条に掲げる総務省記者クラブの面々が見たら卒倒を起こしそうな光景がタハリール広場で展開されている。 仕事を終えて広場に繰り込んだ市民が携帯電話の内蔵カメラで戦 …
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【カイロ発】「ここ数日でエジプトの将来が決まる」
タハリール広場南入り口は外国人はじめ多くの人々が利用する。軍のチェックを潜ると人々を迎えるのは「打倒ムバラク派」のシャンテだ。「ムバラクは出てゆけ」「エジプト国民に自由を」・・・ドフと呼ばれる打楽器が打ち鳴らすリズムに …
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【カイロ発】仕事終え、タハリール広場へ
筆者が投宿するホテルはタハリール広場から南へ約1キロの所にある。午後ともなれば広場に入ろうとする人々が長蛇の列をなし、最後尾はホテルの前に届く。 仕事を終えた市民が広場に繰り込むのである。子供を抱いた夫婦、家族連れ、 …
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【カイロ発】「誰も新聞・テレビを信じちゃいない」
外国人記者が出入りするタハリール広場の南入り口付近でギョッとするプラカードを目にした。「Egyptian Press Deceiving Us=エジプトのプレスは我々を騙している」。英語で書いているのは外国人記者を通じ …
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【カイロ発】「戦車にひき殺されようとも」
午前8時、タハリール広場。指笛の音がけたたましく鳴ると、人々は脱兎のごとく駆け出した。筆者も同じ方向に走った。広場の北西角に置かれた軍の戦車がエンジンをかけたのだった。 「広場の中に入って来ようとしている」。一緒に駆 …
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