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築地の水神様、鳥居撤去 強風で作業は度々中断

 築地の守り神として信仰を集める「魚河岸水神社(スイジン様)」の鳥居がきょう撤去された。神をも畏れぬ移転推進派の凶行である。撤去作業は人目につかぬよう、休市の水曜日に こっそりと 行われた。  フジテレビ系の有名番組制作 …
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「水神」の神額が外される瞬間。作業員は脚立から落ちるのではないかと思えるほど不安定だった。=4日、築地場内 撮影:筆者=

【築地移転】 氏子知らぬまま水神様を勝手に遷座のバチ当たり

 「10月、豊洲新市場開業」。小池都政が記者クラブメディアを使って喧伝する築地市場の豊洲移転は、新市場が開業した瞬間に機能不全となるほどの致命的欠陥がいくつも指摘される。  焦る移転推進派は、ひとつでも既成事実がほしいの …
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「きょうは(鳥居を)壊さないって約束してね」。築地女将さん会のメンバーは工事業者に声を振り絞って訴えた。=3日、築地場内 撮影:筆者=

高プロ成立 家族の会「絶対に過労死は出ます」

 「労働者を死ぬまでコキ使っても、何の罪にも問われない」。経営者にとっては夢のような法律がきょう、制定された。2018年6月29日は、日本の労働法制が前近代に後戻りする歴史的な日となった。  過労死促進法案と異名をとる高 …
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娘を過労死で亡くした佐戸美恵子さん(左)と高橋幸美さん。「母親の思いが届かず残念無念でなりません」。佐戸さんは声を詰まらせた。=29日、参院会館 撮影:村上理央=

「高プロ」採決させた国民民主に「裏切り者」の罵声 

 高プロという名の過労死促進法案を盛り込んだ「働き方改革(働かせ方改悪)」法案が、28日夕、参院厚労委員会で採決された。サッカーW杯日本戦にぶつけた与党もアクドイが、採決に同意した国民民主党もお粗末だ。  国民民主党が毎 …
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国民民主党の街宣車前には、市民たちが立ちはだかりプラカードを掲げて抗議した。=28日夕、東京駅丸の内北口 撮影:筆者=

全国初、新宿区の一般デモ規制 行政の独断で公園使用禁止

 議会も憲法もあったものではない。「そこどけ、そこどけ、新宿区政が通る」だ。  新宿区みどり土木部は、きょう(27日)、開かれた区議会の環境建設委員会に「公園の使用を規制する新基準」を報告した。憲法21条「表現の自由」に …
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立憲民主の小野裕次郎・区議会議員。「(総務課担当の)ヘイトを縛るのに、公園課が先行して独断でやった案なのか?」と本質を突いた。=27日、新宿区議会 撮影:村上理央=

ロコツに憲法違反 新宿区のデモ規制、8月1日から

 憲法21条で保証された「表現の自由」が区役所の部長決裁ひとつで制限される。狙い撃ちされたのは「最賃デモ」や「安倍デモ」の集合地点となる新宿区の公園だ。  新宿柏木公園発の「最賃デモ」を毎月、行っている団体の代表が、きょ …
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反権力デモは新宿名物だ。「アベ批判」が日本会議の新宿区長には目障りだったのだろうか。 =3日、新宿区内 撮影:村上理央=

【杉並区長選】福祉口実のハコモノ建設 オール与党の多選がもたらす風通しの悪さ

 杉並区長選挙はきょう、投票が行われた。共産党をのぞくオール与党で3期目を目指す現職の田中良候補に、区政刷新を掲げる弁護士の三浦ゆうや候補が挑んだ。  「区政の使命は福祉の向上。これに尽きる」。福祉がウリの田中区長の口ぐ …
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田中良候補の応援に駆けつけた片山さつき参院議員。=22日、杉並区内 撮影:筆者=

【森友改ざん】 内部文書「官邸が法務省に巻きを入れている」 検察への介入明らかに

 「警察・検察は安倍官邸の支配下にある」。巷間言われていたことだが、法と行政の執行者である官僚が文書として残していた ―  「調査報告書をいつ出すかは、刑事処分がいつになるかに依存している。官邸も早くということで、法務省 …
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法務省は安倍官邸の下請けに成り下がってしまったのか。=21日、霞が関 撮影:筆者=

【杉並区長選】3人に1人も投票に行かない選挙って何だ? 立憲民主の分かりにくさ

 28.79パーセント。前回(2014年)の杉並区長選挙の投票率である。区民の3人に1人も投票所に行っていないのだ。言い方を変えれば3人に2人は投票していないのである。  有権者をシラケさせているのは、野党の分かりにくさ …
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田中区長と仲良く握手する長妻・立憲民主党代表代行。田中区長は民主党の都議会議員出身だが、現在は自公が中心になって支える。普通の有権者には分かりにくいツーショットだ。=19日午後7時ごろ、JR西荻窪駅前 撮影:筆者=

【青森県六ケ所村・村長選挙】「核のゴミ捨て場にしてはいけない」 人がいない所では手を振る村民も

 青森県六ケ所村の村長選挙があす(19日)、告示される。村には原子力行政の壮大なマヤカシを一身に担う核再処理工場がある。  2期目を目指す現職に挑むのが遠藤順子医師だ。「無投票選挙にしてはいけない」との強い思いから立候補 …
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遠藤医師に手を振った男性は漁師だった。「魚が減っている」と嘆いた。使用済み核燃料を陸揚げするむつ小川原港の護岸工事が影響したものと見られている。=14日、六ケ所村 撮影:筆者=