【レバノン発】ガザ爆破に似て来たイスラエルのやり口

標的となったマンション。電気を消し忘れたまま脱出した住民も。=18日未明、ベイルート中心部 撮影:田中龍作=

現地時間18日午前4時、首都ベイルート中心部のバシューラと呼ばれるエリアにイスラエル軍の爆破予告があった。それも標的のビルを指定して、だ。タワーではないが高層マンションである。

田中はまだ夜も明けきらぬ現場に駆け付けた。避難した住民たちは自分たちの住み家を遠巻きに見つめてた。

住民たちはついさっきまでの住み家を遠巻きに見つめた。=18日未明、ベイルート中心部 撮影:田中龍作=

午前5時18分、「キーン」空をつんざく戦闘機の金属音がした次の瞬間、「ドカーン」という轟音と共にミサイルが着弾した。

一帯は濃霧が垂れ込めたように黒煙に覆われた。

ミサイル着弾。=18日5時18分、ベイルート中心部 撮影:田中龍作=

ビルの地下にはヒズボラの多額のドル紙幣が埋蔵されていたとされる。マンションの住民は全員避難したため誰も殺されずに済んだ。

イスラエル軍はビラを散布するなどして「レバノンをガザのようにする」と脅しているが、手口までガザと似てきた。

「間もなくこのビルを爆破するぞ」と警告しておいて、予告通りに破壊する。それもたった一発のミサイルで。

ビルはたった一発のミサイルで瓦礫と化した。爆破から30分もしないうちにヒズボラの旗がひるがえった。=18日6時頃、ベイルート中心部 撮影:田中龍作=

「イスラエルにはかなわない」。圧倒的な軍事力の差を見せつけられた普通の国民はどんな気持ちだろうか。普通のオッサン、オバサンの間には厭戦気分が垂れ込めているようだが、ヒズボラは意気軒高だ。

  ~終わり~

   ◇
いま中東で起きていることは明日の日本の姿です。食料が止まればガザのようになります。

トランプの米国にフラフラと付いて行くことの危険性を田中龍作は最前線から伝えます。

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