
=24日、秋葉原 撮影:田中龍作=
総裁選5候補による街頭演説会が、きょう、東京秋葉原であった。国民を置き去りにした総裁選を象徴していた。
熱いのは候補者たちだけ。知人の新聞記者は田中の顔を見るなり「(会場に)まったく熱がありませんでしたね」とつまらなさそうに話した。
聴衆はいるが、ほとんどは各陣営の動員だ。候補者の写真が印刷されたウチワを手にした人々が固まって陣取り、「ハヤシ~」「モテギー」などと声援を送った。
演説会場を安倍晋三がこよなく愛した秋葉原にしたこと自体、アベ派の票を得たい候補者心理の表れだった。
こんな冷めきった茶番を続けることに違和感を覚えないようであれば、誰が総裁になったところで、自民党は国民を裏切り続けるだろう。

街頭演説中に撃たれた安倍総理の件もあり、警察の警備は厳重だった。高い位置にもビデオカメラを置いて不審者をマークした。=24日、秋葉原 撮影:田中龍作=
~終わり~
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