PR会社の女性社長が内幕を明かしてしまったことで、公選法違反が明るみに出た兵庫県の斎藤元彦知事が、きょう25日、全国知事会議に出席した。
斎藤知事はきょう開かれた兵庫県議会の百条委員会で自らのパワハラ疑惑などを追及されるはずだったが、全国知事会議を口実にそれをスッポカしたのである。
斎藤知事は借りてきた猫のように大人しくて存在感がなかった。
知事会議終了後、斎藤知事は囲みの記者会見に応じた。
PR会社の折田楓社長は自らネット上で、斎藤陣営の広報全般を担いSNSを活かして選挙戦略を構築した、などと明らかにしている。
これについては斎藤事務所の許可を受けて折田社長がネットに載せたとの指摘がある。田中がこれについて質問すると斎藤氏は「私自身は見ていないので、そういった事実はないと思う」と否定した。
「折田社長はSNS全般を請け負っていた、広報全般を請け負っていたと(ネットに)書いている。ポスターだけではないのではないか?」との質問に、斎藤知事は「ポスターを依頼した」とかわした。
斎藤氏は、ポスター制作の対価として70万円を、折田社長に払ったことも明らかにした。
折田社長が選挙カーに乗ってネット用の動画を撮影していたことがSNSを賑わしている。
これについて問われると斎藤氏は驚くことに「折田社長のボランティア」と答えるのだった。
であれば公職選挙法199条が禁ずる寄付行為にあたる。労働力の提供になるからだ。
斎藤知事は核心を突く質問に対しては「公職選挙法違反には当たらない」「代理人弁護士と相談して対応する」の一点ばりだった。
果たして斎藤陣営の対応は違法ではないのか、総務省選挙課に電話取材したところ、同課は「違法かどうかは捜査機関の判断」と答えた。
警察あるいは検察が摘発に向けて動くことを待つのみである。
~終わり~
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レバノン取材の大借金を抱えたまま、無謀にも兵庫県知事選挙に赴きました。借金まみれです。