百年の森を伐採し、生活道路でもある区道を潰す。開発のためなら何をやっても許されるのだろうか。
神宮外苑再開発に前のめりの新宿区は、建国記念文庫の森と神宮第2球場の間を走る新宿区道を廃止する方針だ。
秩父宮ラグビー場の移転に伴い区道を潰さなくてはならないのである。現在区道がある部分は同ラグビー場の敷地の一角となる。
区道を廃止するには新宿区議会の議決が要る。だが、新宿区(吉住健一区長)は議会に諮ることなく開発業者(三井不動産)と協定を結んでいたことが分かった。赤旗が伝えた。
区道廃止の議案は28日から始まる新宿区議会に上程される。まったくの事後承認だ。新宿区と三井不動産は、区道廃止を既成事実にしてしまうつもりだ。
新宿区議会は自公過半数で可決するだろう。だが、建国記念文庫の森をラグビー場にする権利変換には、最終的に文科大臣の認可が必要となる。
それまでに政権交代があり非自民の政権が誕生すれば、乱開発にストップを掛けることも可能である。早ければ来夏の衆参同日選挙で自公政権が倒れる可能性もある。
~終わり~
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レバノン取材の大借金を抱えたまま、無謀にも兵庫県知事選挙に赴きました。借金まみれです。
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