都知事選挙の一大争点となっている神宮外苑の森伐採。原点となる事件が8年前にあった。
東京都やJSC(日本スポーツ振興センター)は、再開発に向けて高さ規制を緩和させるために旧国立競技場と明治公園を解体して新国立競技場を建設しなければならない。
ある朝突然、JSCが明治公園で生活をしていた野宿者の排除にかかった。大量のガードマンと制服私服の警察官が公園に雪崩れ込んできた。
野宿者から通報を受けた山本太郎事務所がスポーツ庁に電話をいれ、その日の強制排除を止めさせた。山本自身も現場の明治公園に駆け付けた。
山本は国会で強制排除の問題を質問することになっていた。当然スポーツ庁は事態を把握していたのだ。
経済最優先の犠牲となるのは緑と弱者だ。
外苑再開発のために、先人が100年かけて育ててきた樹々を伐採してよいのか?
プロジェクションマッピングを見なおして予算の一部を食料配布に回したい。
蓮舫候補の主張と山本太郎がこれまで心血を注いできたことは同じ路線なのだ。
具体例はあえて言わないが、立憲はれいわを蔑ろにしてきた。
田中の口から山本太郎に「蓮舫候補の応援に入るべし」とは言えない。
ただ歴史を紐解けば「国共合作」があった。国民党と中国共産党が旧日本軍を追い出すために手を組んだのである。
中国大陸で悪逆の限りを尽くした旧日本軍の姿が萩生田百合子に重なる。
~終わり~
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