蓮舫候補はきょう29日、外苑銀杏並木をバックに囲み記者会見を開き、(都知事に就任したら)「外苑再開発の賛否を問う都民投票の実施を議会に提案する」と発表した。
貴重な緑地帯として都民に愛されてきた神宮外苑の樹木が3千本も伐採されて超高層ビルが建つ・・・外苑の再開発計画は都民の知らぬ間に策定されていた。すでに下水道などの基礎工事は着々と進んでいる。
小池知事は候補者討論会(24日)で「外苑再開発は民間の事業だ」と言ったが、とんでもない話だ。
外苑再開発は、東京都が「公園街づくり制度」なる奇態な制度をデッチあげ、高さ制限を大幅緩和するなどした結果、可能になったのだ。
「小池知事は再開発の事業者(三井不動産など)からパーティー券を買ってもらったりしていないでしょうね?!」。討論会で蓮舫候補が小池知事に質した。知事は答えをはぐらかしたうえ「ノー」と言えなかった。
小池知事が事業認可(開発を許可)してしまっているので、新知事が事業者と交渉することになる。
蓮舫候補は「住民の声を聞き、その民意を背景に事業者と向き合いたい」としている。
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