ザポリージャ原発を占拠するロシア軍が原発作業員に「国連に話すなよ」と言って拷問を加えていたことが分かった。
国連とは原発への査察をロシアに要望しているIAEAとみられる。
英紙『テレグラフ』の報道を受けて、原発運営電力会社のエネルゴアトムが作業員から事実を確認し、27日朝、ロシア軍の拷問があったことを公表した。
どのような拷問だったのか。何人の作業員が拷問されたのか。エネルゴアトムは明らかにしていない。
原発を人質にとったロシア軍の傍若無人ぶりは、国際社会を恐怖で揺さぶる。
ロシア軍の軍用車両が2台、原子炉に横づけにされているのを、英国防省が衛星写真で明らかにした。
エネルゴアトムのピョートル・コーチン社長によれば、ザポリージャ原発の周囲には地雷が埋設されている。
CNNによるとウクライナ議会のルビネッツ人権コミッショナーは24日、ロシア軍の暴行や砲撃で死亡した原発作業員は3人と明らかにした。同氏はまた、26人が情報を漏らした疑いで拘束されたという。
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ザポリージャ原発は外部電源との接続を回復しましたが、危機的な状況にあることに変わりはありません。
福島の過酷事故を経験した日本の記者として、田中はウクライナに踏み留まっています。
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