スガ政権がブチあげた東京で1日1万人、大阪で5千人の大規模ワクチン接種は、口から出任せであることが改めて分かった。
きょう7日、野党が合同で開いた対政府ヒアリングで防衛省は野党議員の質問に対して次のように明らかにした。
「現状ではセンターへ派遣可能な全国の部隊の医官や看護官がどのくらいいるかの精査を実施しているところ」。
防衛省は4月28日の野党合同ヒアリングでも同じことを答えている。「いま地方の部隊に何名くらい出せるのか、問い合わせをかけている」と。
防衛省統合幕僚監部参事官は続けた。
「自衛隊の看護官、准看護師資格を持つ隊員だけでは足りない部分があるので、民間の看護師を派遣で使う(調達する)ことを考えている」。
防衛省はこれについても4月28日の合同ヒアリングで同様の答弁をしている。
「自衛隊中央病院から医官、看護官は出さない」と。自衛隊は出せる医官と看護官の人数で対応するとしているのである。
全国の派遣会社に看護師200人の求人を入札方式で出している、という。
防衛省は首尾一貫しているのである。
一方、言い出しっペのスガ政権は、実にいい加減なものだ。24日から実施というのに、接種券がどうなっているのかさえ明らかになっていない。混乱は免れないだろう。
厚労行政に詳しい野党議員は「1日1万人は無理だと思う」と話す。
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野党合同による対政府ヒアリング
https://youtu.be/HGYirMHcL5Q
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