「生きる糧で佐喜眞に入れた」「基地は国外に持って行ってほしいからデニーと書いた」・・・
『田中龍作ジャーナル』では投票を済ませた有権者に話を聞いた。マスコミのようにサンプルを採るための調査ではない。有権者が何をどう考え、どちらの候補に票を入れたのか。じっくり話を聞いた。
話を聞いた場所は、選挙の最大の争点である米軍普天間基地を抱える宜野湾市と最大票田の那覇市だ。
宜野湾市では昨年12月、米軍ヘリのドアが校庭に落下した普天間第二小学校の投票所で聞いた。宜野湾市は佐喜眞淳候補が2期にわたって市長を務めた地盤でもある。
両市で玉城デニー候補と佐喜眞淳候補は拮抗した。
・宜野湾市で
「基地が海(辺野古を指す)にある分はいいが、街の中にヘリが落ちたら大惨事となる。佐喜眞に入れた」(80代男性)
「佐喜眞さんは市長時代と県知事候補になってからの言動が違う。不信感がある。デニーさんに入れた」(40代女性)
「アイツ(佐喜眞候補)が知事になったら国の言いなりさあ。国が(米軍から)取り返せないと言えばそれまでさあ。基地は全部国外に持って行ってほしい。デニーに入れた」(60代男性)
「普天間を閉じたからと言って辺野古に持って行くのはよくないさあ」と答えた男性(70代)は、意外にも佐喜眞に投票した、と答えた。理由は「(市議会議長を務めた佐喜眞の)オヤジの代からの付き合いだから」。
「先ずは普天間を閉鎖してほしい。佐喜眞に入れた」と答えた青年(20代学生)がいた。彼の情報源は「ツイッター」という。
・那覇市新都心で
「基地撤去はやっても無駄。さっさと普天間を解決しろ。辺野古はあきらめろ。佐喜眞に入れた」(80代男性)
「後ろに大きな政党がついている人は耳触りのいいことを言うけど信用できない。沖縄のことは沖縄で決める。玉城」(50代男性)
「生活の糧を得るために佐喜眞」(40代男性・建築業)
「現時点での沖縄の経済を考えて佐喜眞と書いた」(40代男性)
~終わり~
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オール沖縄という最強の共闘態勢で負ければ、今後は誰が、どう束になっても自公に勝てないことになります。
日本が暗黒社会に足を踏み入れてしまうのか。重大な局面となる沖縄県知事選挙を、田中は破産を覚悟で最後まで見届けます。ご支援何とぞ宜しくお願い申し上げます・・・
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