
「ザ・軽い男」。ファインダー越しに玉木を見ているとホントに日本を任せていいのか?と不安になることがある。=6月、秋葉原 撮影:田中龍作=
国民民主党の玉木代表と榛葉幹事長がYouTubeで、蓮舫議員をネタに「キャッ」「キャッ」と笑い転げた。10月11日アップロードの「たまきチャンネル」である。
内容は―
民進党時代に代表戦で榛葉幹事長が蓮舫議員を応援したことを「黒歴史だった」と言って茶化したものだ。
きょう17日に開かれた榛葉幹事長の定例記者会見で、東京新聞の望月記者が上記について質問した。
榛葉幹事長は民進党時代にあった事実関係を説明したうえで「黒歴史も何も事実。こういう歴史を繰り返さない」と突き放した。蓮舫議員と民進党時代の榛葉議員は抜きがたい確執があったのだ。

高市総裁との会談に得意満面で臨む玉木代表。この時点で維新と自民が連立に向けて踏み出したことは、とんと知らなかった。=15日、国会内 撮影:田中龍作=
田中は榛葉幹事長に対して次のように進言した―
玉木代表は今回、総理にならなくて良かった。もし総理に選ばれていたら、いま国内だけの炎上で留まっている「たまきチャンネル」が世界中を回る。瞬時に各国の言葉に翻訳されて世界のヒンシュクをかうだろう。
世界の人々は日本のプライムミニスターは何と下品なのか、と思うだろう。それが残念です。
榛葉幹事長は「感想として受け止めます」と不機嫌そうな顔で答えた。アンタ(田中)が言ってるってことだけは耳に入れといたよ、という意味だ。

榛葉幹事長の記者会見。ウルサ型で鳴る望月記者(手前)でさえ遠慮がちに質問する。同じ社の記者が取材しづらくなるから、との配慮からだ。=17日、衆院会館 撮影:田中龍作=
榛葉幹事長が「いいですか?以上です」と言って記者会見の終了を宣言した後、異変が起きた。
全国紙の女性記者が「たまきチャンネル」を問題にしたのだ。
「本人がいない所で悪口を言うのはどうなのか?とネット上で批判がある」と。
榛葉幹事長は―
「もしそう取られるのでしたら心からお詫びしたいと思います。玉木さんにはそういうつもりはなかった。私も(蓮舫議員の)悪口を言ったつもりはない」と答えた。
出席していた別の記者が後で田中に解説してくれた。「記者は榛葉さんが怖くて聞けないんだけど、龍作さんがああやって質問してくれたおかげで、場が和んだから、彼女も質問できたんだよ」。
玉木雄一郎という人物は、定期的にトラブルを起こす。グラドルとの不倫、山尾志桜里氏の公認をめぐるゴタゴタ、今回の「たまきチャンネル」。
一件、一件を吟味すると、公党の党首としての自覚を欠くことが分かる。とてもじゃないが、総理としての品格はない。
~終わり~
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