「立憲はもう終わった」「立憲はやる気がないのか」…代表選挙をめぐって諦めの声がSNS上に溢れた。
自民党の総裁選挙でメディアはもちきりだ。TVは電波ジャックされた感がある。コバホークや進次郎と言った40代が話題をさらっている。
対する立憲は明らかに埋没している。有力候補とされる枝野、野田(正式表明はまだ)は2人とも60代で、しかも民主党政権時のA級戦犯である。
これで総選挙に勝てるわけがない。政権交代なんて夢のまた夢である。
だがここに来て救世主が現れた。吉田はるみ衆院議員(東京8区=杉並区)だ。まだ1期目だが、自民党の石原伸晃元幹事長をゼロ打ちで破った実力の持ち主である。
演説は説得力があり、大柄なこともあって押し出しがいい。選挙の顔にはもってこいだ。
吉田はきょう午後、議員会館の小沢一郎事務所を訪れ、代表選に立候補する意欲のあることを伝えた。
小沢氏との会談を終えた吉田は「推薦人20人のハードルがあるが、挑戦するという気持ちはあります」と意欲を示した。吉田氏はこのあと地元(杉並区)に帰って支持者らに了承を取り付けるものとみられる。
小沢グループとしては自ら特定の候補者に出馬要請をするのではなく、立候補の準備が出来たかを見て来週にも支持を明らかにする。
小沢の支持条件は国民や維新などと選挙協力ができるリーダーとなり、執行部が作れるかどうかだ。
小沢は「有権者が野党に何を求めるか?政権を任せて安心できるような(リーダー)」と政権交代を見据えた代表選びにも言及した。
海の向こうの米国ではカマラ・ハリスが民主党の劣勢をひっくり返している。吉田はるみは日本のカマラ・ハリスとなるか。(文中敬称略)
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