10日、イスラエル軍のミサイルが、避難所となっているガザ市の学校を直撃し、90人以上が死亡した。時間の経過とともに死者は増えており100人を超えたとの情報もある。
イスラエル軍は「学校にハマスの司令部が置かれていたため」と主張する。
イスラエル軍が学校を爆撃するのは珍しくも何ともない。
前回(2014年)の戦争でこんなことがあった。学校を管理するUNRWAの当局者に現場で直接聞いた話だ―
UNRWA側(学校側)は避難民を受け入れる前、イスラエル軍にお伺いを立てる。避難民の安全を確保するためだ。
イスラエル軍が「了解」と言うので、避難民を受け入れたところ、イスラエル軍はすかさず爆撃してきた。
誤情報なのか正確な情報なのか、知る由もないが、イスラエル軍は「避難民の中にハマスが紛れ込んでいる」との内通情報を得たのだろう。
避難民で溢れ返る学校を爆撃すれば大惨事となるのは、分かりきったことだ。
避難所となっているUNRWAの学校は水色と白のツートンカラーで空からでも識別できる。誤爆でないことだけは確かだ。
「ガザ住民皆殺しモード」であることもまた確かである。
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田中はきょう(10日Saturday)も街頭に出ました。パレスチナ取材の費用を募るためです。日本人ジャーナリストの目で見たガザの惨状を伝えなければなりません。