「反自民・非小池」を掲げる蓮舫候補が21日、敵陣まっ只中に乗り込んだ。
今回の都知事選を象徴するような街頭演説になるだろう。田中は病み上がりの体を押して八王子まで出掛けた。八王子は「小池を全面支援せよ」とのお達しを出した萩生田東京都連会長のお膝元である。
裏金の帝王の金城湯池は、統一教会の施設もあって、自民党政治の一大拠点なのだ。
応援弁士はやはりこの人だった。有田芳生氏。統一教会研究において右に出る人はいない。
「萩生田さんは1991年に市議会議員になった時から統一教会と深い関係になった。今はズブズブ。
小池さんは8年前、自民党都連はブラックボックスだと言った。今は萩生田百合子。小池を選べば萩生田(自民)がついてくる。
八王子には創価大学があるが、創価大学生は萩生田を応援しないと言っている。統一教会とズブズブだから。
この土地から萩生田百合子を終わらせましょう」。
萩生田批判は有田氏に任せ、蓮舫候補は独自の政策を訴えた。
いつか来る東京直下型地震などへの災害対策だ。蓮舫候補は「何かあった時、避難所があるがデジタルでつながっていない。デジタルで備蓄品や避難者の情報などを結ぶ」と訴えた。
ウクライナには3700ヵ所もの避難拠点があって、それらがデジタルでつながっている。困った人は最寄りの避難所をすぐに見つけて駆け込むことができ、救援物資も偏ったり滞ったりすることなく届く。
蓮舫候補の提案は現実に即している。戦争という大災害に見舞われた国を見てきた田中も感心した次第だ。
~終わり~
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