れいわ新選組の「増税反対デモ」が今日30日夕、渋谷であった。
田中は40年余りのジャーナリスト生活で数多くのデモを見てきたが、日本国内においては、これほど殺気が張りつめたデモは見たことがない。
物価高に加えて増税。あす1日からはインボイスも始まる。零細の個人事業者は息の根を止められるだろう。
生活が苦しい。死んだほうがマシだ。殺気が張りつめるデモになって当然の世の中なのである。
参加者約800人は4つの梯団(警察は1梯団200人でくくる)に分かれ、夕闇せまる渋谷の街を練り歩いた。
「増税、ダメ、絶対」「消費税廃止」・・・体の底から絞り出すような大きなシュプレヒコールが街に響く。
公園通りを行く買い物客やスクランブル交差点で信号待ちをするカップルの耳目を奪った。
田中が山本太郎に「消費税の奴隷からの脱出に向けてどのような戦略を描いているか?」と質問すると山本は次のように答えた―
「支持政党を超えて皆が『減税が必要だろ』という雰囲気を強めていくことが大事。だからこそデモをやる」
「『いいぞ、いいぞ』『減税だ、減税だ、減税だ』とエールをおくってくれる人たちが想像以上に増えている」と。
れいわは増税反対デモを全国各地で展開している。殺気が大きなうねりになれば、政治は変わる。
~終わり~
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