否が応にも日本が世界の真っ只中にいることを実感させる。
ロシアによる軍事侵攻で夥しい数の死傷者を出し国土を破壊されたウクライナのゼレンスキー大統領がG7に出席する。同大統領は今しがた(15時40分頃)、開催地の広島に到着した。
ゼレンスキー大統領の到着に先立ち発表された首脳声明は、ウクライナへの全面支援を掲げる。財政、軍事、外交…必要とされるすべての支援である。同時にロシアを最も強い言葉で非難した。
米国の陰謀があろうがなかろうが、G7によるロシア制裁とウクライナ支援が再確認されたのである。
ウクライナへの核攻撃をチラつかせていたロシアに対する制裁強化を被爆地ヒロシマで決めたのだ。
「外交の岸田」としてこれほどの成果はないだろう。G7を大成功に導いた岸田首相のエビス顔が目に浮かぶようだ。
脅威だった維新が梅村発言で躓き、立憲は路線さえも定まらず混迷を極める。衆院解散を打つには絶好の機会である。
永田町では解散風が一気に強まった。気の早い選挙プランナーは「ゼレンスキー解散」と名付けた。
選挙で自民が勝てば、首相は胸を張って増税を仕掛けてくるだろう。
~終わり~