ロシアがザポリージャ原発に西側からのメディアを入れさせたくない理由は、数えきれないほどあるが、そのうちの一つがこれだ。
ミサイルが突き刺さっている角度を見れば、どちらから飛んできたのか、一目瞭然である。
下の地図をご覧頂きたい。ザポリージャ原発を挟んで北側がウクライナ軍陣地で、南側がロシア軍陣地だ(ちなみに北側、南側ともウクライナ領土)。
ミサイルが北に向いて突き刺さっていれば、ロシア側から飛んできたことになる。
ミサイルが南に向いて突き刺さっていれば、ウクライナ軍が放ったことになる。
1日からザポリージャ原発を査察したIAEAのスタッフが「ミサイルはロシア側から飛んできているようだが?」と尋ねると、ロシアの担当者は「ミサイル(砲弾)が180回転した」と答えた。
物的証拠を突き付けられるとウソで交わすしかなくなる。
ロシアのプロパガンダを信じて疑わないナイーブな人士は、ネット上の仮想空間で反米・反ウをさらに拗(こじ)らせる。
~終わり~
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読者の皆様。
ザポリージャ原発は電源喪失が珍しい事態ではなくなりました。恐怖の恒常化です。
火遊びが最悪の事態を招いた場合に備えて田中はウクライナに留まっていますが、滞在費や人件費がかさんでおります。
ご支援何とぞ御願い申し上げるしだいです。
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