ミャンマー軍事政権が民主活動家4人の死刑を執行した、と国営メディアが25日明らかにした。うち1人はスーチーさんの側近である。
ミャンマー軍事政権へのODA最大供与国である日本に住むミャンマー人たちがきょう、東京青山の国連大学前で集会を開き、抗議の声をあげた。平日にもかかわらず200人以上が集まった。
AAPP(Assistance Association for Political Prisoners)の調査によると、クーデター発生から26日までに6,476人が軍事政権によって逮捕、1,168人が殺害されている。5,869人が拘束中だ。
数字は身元が判明している分だけである。実際に殺害された人の数は把握できないほど多い。焼かれた家屋も夥しい数にのぼる。
日本に来て13年になる女性(33歳)は、友人が死刑になった。スーチーさんの側近だった。
「ミャンマーの状況を国連に教えたい。有名な人は絞首刑だが、無名の人は生きたまま焼かれる」。
ミャンマーの軍事政権が村に火をつける時、家屋とともに村人も焼く・・・大量難民となったロヒンギャ族の人々からも聞いたことがある。
「日本はODAを供与しないでほしい。日本人の税金でしょ。日本人の税金は人を殺すのに使われている」。
田中は彼女の言葉に絶句した。軍事政権と利権でズブズブだった清和会(安倍派)は、頭目を失った。
これを機に軍事政権へのODA供与は見直すべきである。納税者の一人として言わせてもらう。
~終わり~
◇
『田中龍作ジャーナル』は読者が直接支えるメディアです。ご支援何とぞ御願い申し上げます。↓