都議選・千代田選挙区(定数1)は、ドンと畏怖された内田茂・自民党都連幹事長の娘婿・直之氏が新人として立つ。果たして跡目を相続できるのか。屈指の注目選挙区である。
内田直之候補(自民公認)は会社勤めなどを経て千代田区議を3期務めた。
きょう1日は直之候補の応援に麻生太郎副総理兼財務相が応援に入ると聞き、田中は千代田区内の街宣現場に出かけた。
麻生大臣は都民ファーストの批判をひとくさり述べた後、「政治は安定が必要」「だから自民党」と説いた。
ここまでは予想通りの展開だった。ハプニングが起きたのは大臣の演説が終わった直後だったー
ジャーナリストの横田一氏が麻生大臣に向けて突撃したのだ。横田氏は小池ゆりこ都知事から「排除発言」を引き出した伝説の人物である。
制服、私服の警察官が入り乱れて横田氏を制止しようと試みた。SPはじめ私服は横田氏を羽交い絞めにし、制服は指示棒で行く手を塞ぐなどした。
それでも横田氏は警察を振り切った。大臣に向けて突進する横田氏。追いすがる警察。
千代田区九段の閑静な住宅街で黒澤映画顔負けの大スペクタクルが展開されたのだ。
ついに横田氏は至近距離まで詰め寄り質問を浴びせた。「麻生さん。赤木ファイルをちゃんと読んだのですか?(赤木さんを)死に追いやったのではないですか?」。
自民党系のジャーナリストは「アイツ(横田氏)はそのうち逮捕されるぞ」と読む。
クラブ詰めの記者が普通に麻生大臣を追及していたら、横田氏は危ない橋を渡らずに済むのだが。
~終わり~
◇
『田中龍作ジャーナル』は新聞テレビが報道しない、報道できない出来事を伝えます。
コロナの影響で運営が厳しくなっております。買い物のおつりの1円からでも寄せて頂けると助かります。↓