1月19日の現職候補の出陣式で、一心同体であることを見せつけた自公と立憲。与党と野党第一党幹部の仲睦まじい光景に、世論は「相乗り」への批判を強めた。
2018年の県知事選挙では自公と立憲の相乗り候補が勝ったとはいえ、立憲支持者の6割が共産党の候補に流れた(京都新聞世論調査)。流れた理由は相乗りへの批判だ。
そのトラウマもあるからだろうか。京都市長選挙最終日の1日、河原町であった門川大作陣営の街宣で、立憲は自公と分かれて街宣車に乗った。
福山幹事長と西田京都府連会長の2ショットは、なかったのである。
立憲民主党・京都府連に電話取材したが「お答えできる者がいない」とのことだった。
自公と立憲。別々だったとはいえ心はしっかりつながっている。
立憲の福山哲郎幹事長は「待機児童がゼロになった」だの「観光客が増えた」だのと、子供騙しのような演説で門川市長を褒めちぎった。
後日、詳述するが、待機児童は条件をいじくれ、何千人の親子が泣いていても、数字をゼロにできる。
オーバーツーリズムは市井の人を洛中に住めなくし、町家は次々と姿を消す。観光客の増加で地元住民は苦しめられる。
口ではきれいなことを言っても、中身は自民党政治と同じなのである。
~終わり~