「安倍総理が全部やってくれているから地元が口をはさむ余地はない」(菅良二・今治市長)・・・加計学園獣医学部の誘致をめぐる安倍首相の関与は日増しに色濃くなる。
そんな中、安倍首相と今治市を結び付ける太い絆の存在が明らかになった。今治青年会議所幹部だった青野賢治氏(故人・2014年死去)の存在である。
青野氏は成蹊大学アーチェリー部で、安倍晋三氏の一年後輩だった。後輩ゆえに、まさしく字義どおりの「腹心」である。
アーチェリー部関係者によると、安倍先輩に対する青野後輩の忠誠は並々ならぬものがあった。
二人の関係は社会人となっても続いた。青野氏は安倍氏が返り咲きを狙う決起集会(2012年9月)には、わざわざ今治から駆けつけた。
58歳にして他界した青野後輩の一周忌(2015年)には、現職総理の安倍先輩から供花が贈られた。
2016年6月に今治で催された「青野氏を偲ぶ会」には、昭恵夫人が参列した。折しも参院選の最中。昭恵夫人は自民党候補応援のため秘書を伴って今治入りしている。
話を加計誘致に戻そう。青野氏の遺志は地元財界に引き継がれた。内閣府で開かれた戦略特区会議には、今治青年会議所と商工会議所の主要人物が出席している。
青年会議所理事長の西原孝太郎氏、商工会議所特別顧問の加戸守行氏だ。加戸氏は文部官僚出身で前愛媛県知事。安倍首相の私的諮問機関「教育再生実行会議」のメンバーでもある。
今治きっての運送会社の経営者にして地元財界のリーダー的存在だった青野賢治氏。今治市と安倍首相とのつながりを作ったのは、青野氏であることは疑いようがない。
ここでも「アベ友」が大きな役割を果たした。
~終わり~
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