「新党ひとりひとり」が初めて立てた公認候補の ありかわ美子氏(42歳) が善戦を続ける衆院鹿児島2区・補欠選挙。先ほど、鹿児島空港に着いた筆者は、ありかわ候補の選挙事務所に直行した。
鹿児島まで足を運ばせたのは1本のツイキャスだった。奄美大島の街頭に立った ありかわ候補 は「命を大事にするには社会の仕組みを変えなければいけない」と訴え、消費税増税に心底怒っていた。
介護福祉士の経験から滲み出る言葉は、「生活の重み」や今という時代の「生きづらさ」をまっすぐに伝えていた。「生活者目線」などという安直なマスコミ用語ではくくれない深さがある。
庶民の喜怒哀楽を知る議員がいま、どれほど永田町にいるだろうか? 彼女の言葉が筆者を突き動かして止まなかった・・・ この人を落としてはならない。
ありかわ美子候補 は1972年、鹿児島市生まれ。脱原発の城南信用金庫などを経て介護福祉士に。
衆院鹿児島2区の補欠選挙は、前衆院議員の徳田毅氏が徳洲会グループの選挙違反事件を受けて議員辞職したことに伴い実施される。投票日は27日(日曜日)。