翁長知事が命と引き換えにストップをかけた。政府はきょう17日に予定していた辺野古埋立ての土砂投入を延期した。正午現在、土砂を積載した台船が大浦湾に入った、との情報はない。(辺野古と同じ名護市の本部港沖に停泊していた台船が一隻動いたとの不気味な情報もあるが)
「このまま新基地建設を断念して」・・・辺野古埋立てに反対する市民が海上で抗議行動を展開した。海上保安部の退去命令が響き渡るなか、カヌー49艘と抗議船5隻は、建設が進む護岸に限りなく近づこうとした。
サンゴとジュゴンの海を囲い込むコンクリートの護岸は南北に1㎞余りも延びる。巨大だ。それでも全体のまだ3分の1ぐらいという。
現場海域は白いサンゴの海底が果てしなく広がる。実際は倍以上あるのに水深3mくらいにしか見えないのは海水の透明度が高いからだ。
産卵場所を失ったウミガメが さまよって いた。抗議船の船長は「(渡り鳥の)アジサシが減った」とボヤく。自然へのテロである。とんでもないシッペ返しを食らうだろう。
土砂投入は沖縄県知事選の投開票日である9月30日以降と見られている。
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